児童養護施設とは

児童福祉法第41条で定められた児童福祉施設です。社会には様々な理由により、保護者の適切な養育を受けられなかったりする子どもたちがいます。「社会的養護」は、こうした子どもたちを、公的責任で保護・養育するとともに、これらの家庭を支援する仕組みです。児童養護施設は、この「社会的養護」の仕組みの中に位置づけられています。児童相談所からの措置、もしくは乳児院からの措置変更の子どもをお預かりしています。

朝のあいさつで1日が始まり、朝ごはんを食べて地域の学校や幼稚園へ登校します。学校が終われば、クラブ活動をしたり、友達と遊びに出かけたりする子も居ます。
夕食と楽しい時間を過ごしたら、暖かい布団で眠りにつきます。どこの家庭にもある風景が、児童養護施設でも日々営まれています。

熊本県内には・・・

児童養護施設は全国に約600施設あり、おおむね2〜18歳の子どもたち約2万5千人が暮らしています。児童養護施設では、様々な専門職がチームとなって子どもたちの生活をサポートし、安心して家庭へ帰ったり、夢と希望を持って社会へ巣立っていくことを支えています。

熊本県内には児童福祉施設として、児童養護施設が12施設、乳児院が3施設、児童心理治療施設が1施設、児童自立支援施設が1施設あります。

管轄する児童相談所は熊本県中央児童相談所、熊本県八代児童相談所、熊本市児童相談所の3カ所あります。

八代市内には八代ナザレ園と八代乳児院の2カ所あります。

八代ナザレ園

社会福祉法人 八代ナザレ園は元禄9年(1696年)にフランスに設立された「シャルトル聖パウロ修道女会」によって運営されている。この会はカトリックの精神に基づき、世界各国で教育事業・医療及び社会福祉事業を行うことを目的とし、日本においては明治11年(1878年)に北海道函館に渡来した3名の修道女によって福祉・医療・教育事業が始められ、現在教育は全国に多くの姉妹校として存続している。
 社会福祉事業としては北海道(函館市)、熊本県(八代市)の2つの法人において営まれている。
 八代ナザレ園は現在、様々な理由から家族と一緒に生活できない子供たちの家庭に代わる環境としての役割を果たしている。また、子供たちを取り巻く生活環境の多様化に伴い、教育・治療を実践する場としての役割も重要になってきている。

熊本県八代市竹原町1447番地

沿革

明治33年5月熊本県八代市に初代園長マリモルジュ・ラウリー修道女が1家屋を借り、身寄りのない3人の女の子を預かり、養育を始める。
(5月13日設立)
明治33年12月平屋1棟を新築移転。
木造2階建て1棟を増築。
明治37年6月法人設立。
社団法人日本聖保録会。
昭和21年11月生活保護法による保護施設として指定認可。
昭和26年4月共同募金分配分により幼児部棟建築。
昭和27年5月児童福祉法の適用を受け、社会福祉法人シャルトル聖パウロ修道女会(1法人3施設)として設立。
八代ナザレ園(乳児部定員10名、擁護部定員80名)
昭和46年1月社会福祉法人八代ナザレ園(1法人1施設)として設立。
昭和46年7月火災により幼児部棟消失。
昭和46年11月定員変更 養護部70名
昭和47年2月共同募金の配分を受け木造平屋1棟増築(乳児ほふく室)
昭和51年8月養護施設八代ナザレ園 園舎改築。
昭和52年3月新園舎落成。
昭和52年3月乳児部廃止。
昭和61年4月定員変更。60名
平成6年4月里親支援事業開始。
子育て支援事業開始。(ショートステイ・トワイライトステイ)
平成8年3月シャルトル聖パウロ修道女会より別館(ヨゼフ館)の寄付を受ける。
平成12年5月八代ナザレ園創立100周年記念式典及び祝賀会。
平成17年4月小規模グループケア開設。(ヨゼフ館「こすもす」男児6名)
平成26年4月定員変更。54名
平成27年3月八代ナザレ園移転・改築
平成27年4月小規模グループケア6棟(八代市竹原町1447番地)
地域小規模児童養護施設開設。
男児6名(八代市通町10番55号)
定員変更。本体45名 地域6名 計51名
平成27年5月創立115周年記念事業「新園舎」落成及び祝賀会
平成30年4月定員変更。本体39名 地域6名
計45名
平成31年4月定員変更。本体36名 地域6名
計42名
令和2年4月地域小規模児童養護施設移転・改築  女児6名
(八代市千丁町新牟田1474-2)
定員変更。 本体30名 地域6名 計36名
令和2年5月創立120周年記念
令和2年(2020年)時点

写真ギャラリー

八代ナザレ園に勤務する専門スタッフ

基幹的職員入所児童の支援計画及び進捗状況、社会資源との連携などを行います。
児童指導員・保育士保護者に代わり、子どもの養育の中心的役割を担います。
家庭支援専門相談員保護者などへの支援を通じて、親子関係の再構築を図り、子供の家庭復帰などを支援します。
里親支援専門相談員里親委託の推進や地域の里親の支援を行います。
個別対応職員虐待を受けた子供たちに、個別に充実した支援を行います。
心理療法担当職員虐待を受けた子どもたちを心理面から支援します。
看護師児童の健康管理(怪我の治療、病気の早期発見、通院の判断等)を行います。
栄養士「食育」を重視し、子どもたちの栄養面や食生活を支援します。
調理師地元の食材をメインに心のこもった美味しい料理を提供します。
嘱託医子どもと職員の心身の健康を管理しています。
事務員施設運営の面から、子どもたちをサポートします。
管理宿直者児童棟の各棟に宿直する職員で、正職員と1日おきに宿直する宿直専門の職員。