児童福祉法第41条で定められた児童福祉施設です。社会には様々な理由により、保護者の適切な養育を受けられなかったりする子どもたちがいます。「社会的養護」は、こうした子どもたちを、公的責任で保護・養育するとともに、これらの家庭を支援する仕組みです。児童養護施設は、この「社会的養護」の仕組みの中に位置づけられています。児童相談所からの措置、もしくは乳児院からの措置変更の子どもをお預かりしています。

朝のあいさつで1日が始まり、朝ごはんを食べて地域の学校や幼稚園へ登校します。学校が終われば、クラブ活動をしたり、友達と遊びに出かけたりする子も居ます。
夕食と楽しい時間を過ごしたら、暖かい布団で眠りにつきます。どこの家庭にもある風景が、児童養護施設でも日々営まれています。

熊本県内には・・・

児童養護施設は全国に約600施設あり、おおむね2〜18歳の子どもたち約2万5千人が暮らしています。児童養護施設では、様々な専門職がチームとなって子どもたちの生活をサポートし、安心して家庭へ帰ったり、夢と希望を持って社会へ巣立っていくことを支えています。

熊本県内には児童福祉施設として、児童養護施設が12施設、乳児院が3施設、児童心理治療施設が1施設、児童自立支援施設が1施設あります。

管轄する児童相談所は熊本県中央児童相談所、熊本県八代児童相談所、熊本市児童相談所の3カ所あります。

八代市内には八代ナザレ園と八代乳児院の2カ所あります。