おひさまクラブ
今日の午前中、当園の子ども達の「性教育勉強会」でした。
今日のグループメンバーは、小学生女児6名と中学生女児1名で合計7名(部活等での不参加があり)でした。
「性教育委員会」は各棟から1名づつの職員と心理士、看護師の構成で、各グループ、月1回の勉強会です。
「性教育勉強会」は前園舎時代から続いている勉強会ですが、名称は今年度から子ども達からの応募で決まった「おひさまクラブ」となりました。
不思議な事に、名称が変わった事で、子どもの勉強会の受け止め方が以前より自然体になったような気がします。
今日は「喜怒哀楽」という「感情表現」についてのテーマでしたが、それぞれ自由に書き込んでいました。
人間の「感情」は普通に育つもののように思われがちですが、当園に入所してくる段階では本当に「喜怒哀楽」という表現が難しい子どもがいます。(卒園時には素敵なお嬢さんになりましたが、その子の生い立ちの過程で入所時に、泣く、笑うという自然の感情のない子どももいました。)
表現が乏しい事から自分の伝えたいことが伝わらない、誤解される、挙句には喧嘩へと発展します。
「性教育」は本質的には「生教育」でもありますので自分の周りを見まわして「喜怒哀楽」の表現が出来る子ども、当園のモットーとしての「心豊かな思いやりのある子ども」になってほしいと願っています。(現場での指導では、表現が出来ない子どもには「今どういう気持ち」という事で、いろんな表情の絵を描いたカードを見せて選ばせたりしています。)