鞠と殿様
園舎の前の田んぼの稲刈りが早朝から始まりました。
大型台風14号の余波か、朝から強い風が吹いていましたが、前の田んぼの持ち主さんは広い田んぼを何反も持っていらして、台風前に稲刈りを終わらせたいのでしょう、次から次と刈り込んでいらっしゃいました。
前の田んぼの刈り入れが終わり、一つ置いた次の田んぼに代わられた時に、はたと思い出しました。
そうです、数か月前に園児が園庭でキャッチボールを取り損ない、そのボールがコロコロと転がって田んぼに落ちたという事件を。
道路から稲の切り株をじ~~~っと注意深く見回していましたら、ありました!!
道路から5,6メーター奥の切り株の間に薄汚れた白い物体が。
急いで降りて行ってみると、確かに当園の男児の名前がしっかり書かれた野球ボールでした。
稲刈り中のご主人にボールをもって行き、切り株に挟まっていたことを報告いたしました。本当に、何事もなく済んでほっと致しました。
子ども達の当時の報告はある意味で正しく、まさしく「鞠と殿様」の歌の通りでした。ボールを取り損ねて心配した子どももこのボールを見せるとホッとすることでしょう。
園のグランドの大掛かりな整備中の出来事でした。今回もどこから飛んできたのか、シラサギ、ゴイサギがうれしそうにエサを啄んでいます。
神に感謝。